ある日の出来事:岐阜の桜の下で

こんにちは。六条SAKURA訪問看護ステーション代表・管理者の堀江です。

岐阜の街を彩った美しい桜も、そろそろ見納めの時期を迎えようとしています。

ある日の出来事:岐阜の桜の下で

そんな中、私は人工呼吸器をご使用されているご利用者様とご家族の長年の願いを叶えるため、念願の花見を計画していました。

今日はその大切なオリエンテーションの日。コースの安全確認など、準備に余念がない中、ふとどこからか、「助けてー!」という声が聞こえてきました。

周囲を見渡し、声のする方を懸命に探すと、そこにはご高齢のお婆様が倒れていらっしゃいます。

どうやら転んでしまわれたようで、ご自身では立ち上がることができないご様子。

急いで駆け寄り、お声をかけながら状態を確認しました。幸い、擦り傷は見受けられたものの、慎重に触診し、関節の可動域を確認したところ、骨折などの大きな怪我はないようでした。

慎重にお婆様を起き上がらせ、ご自宅のお部屋まで付き添わせていただきました。

今後のために、履き物などについていくつかアドバイスをさせていただきましたが、何よりもお婆様ご自身に大事がなく、少しでもお役に立てたことが、私にとって何よりの喜びでした。

美しい桜の季節に、ささやかながら人の役に立てたこの出来事は、心に残る温かい一日となりました。

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